プレビュー&レポート
2008年9月20日(土)
[ J2リーグ戦:第36節 試合総括 ]
上位陣はいずれもドロー。仙台が3連勝で4位へ浮上
第36節の7試合が9月20日(土)に行われ、今節を1〜4位で迎えたチームはいずれも引き分けた。首位の
広島はアウェイで10位の
横浜FCと1−1の引き分け。2位の
山形もアウェイで
C大阪と2−2のドロー。C大阪は4位から5位へ後退した。15位の
徳島とのアウェイゲームを戦った3位の
湘南も0−0で引き分けた。前節を5位で終えた
仙台は12位の
岐阜に1−0と勝利し、4位へ浮上した。6位の
鳥栖は14位の
熊本との「九州ダービー」に1−2の敗戦。7位の
草津と9位の
福岡の対戦は1−1の引き分け。8位の
甲府はアウェイで13位の
愛媛を1−0で下した。11位の
水戸は今節、試合がなかった。
山形に勝点19差をつけて独走する広島は10分、左から右へとパスをつないでサイドを変え、MF李漢宰のクロスをゴール前で受けたFW佐藤がけり込み先制した。J2得点ランキング首位の佐藤は、これが今季20点目。仙台に所属していた2004シーズンに挙げた得点数に並んだ。59分には横浜FCに同点とされ、連勝は4で止まったが、ペトロヴィッチ監督は「(J1への)昇格(の条件の一つとなる2位以内)はほぼ手中にした。われわれを追い越せるチームはない」と余裕たっぷり。横浜FCは交代出場のFW難波が決めて勢いがついたが、逆転することはできなかった。C大阪と山形の上位対決は、
大阪長居スタジアムに今季最多となる2万271人の入場者を集めた。先手を取ったのはC大阪。21分にMF乾のパスを受けたMF香川が決めた。山形も負けじと反撃し、32分、44分にFW豊田の連続ゴールで逆転に成功。C大阪は63分にMFジェルマーノがPKを決めた後、勝ち越し点を目指して攻め続けたが、勝点1を分け合う結果となった。
山形を勝点3差で追う湘南は、徳島戦の後半、FWの石原、原にチャンスが訪れたが、ものにすることができなかった。だが、菅野監督は「厳しい状況の中で勝点1を持ち帰ることができたのは、今後につながる」と収穫について語った。徳島はシュート数で13対7と上回る健闘を見せて連敗を3で止めたが、第19節のC大阪戦(6月11日)以来、16試合に白星がない。仙台は立ち上がりの4分、相手選手のクリアのこぼれ球を、MF梁勇基が決めてリードした。後半は岐阜の反撃をしのぎ、3試合連続の完封勝ち。手倉森監督は「昇格を考えれば、勝点3は限りなく大きい」と、湘南に勝点1差、山形に同4差と迫る勝利の意味を述べた。岐阜は11試合、白星から見放されている。
ベストアメニティスタジアムは2万1029人の入場者で埋まり、鳥栖はホームゲームのクラブ史上最多記録を更新した。チームも勢いに乗り、30分には見事なパスワークから、最後はFW廣瀬が先制点。だが、熊本は43分にFW中山が同点とすると、68分にはカウンターアタックからFW木島が逆転ゴール。鳥栖は5試合に勝ちがなく足踏みが続いている。池谷監督が「耐えるところを耐え、決定機にきっちり(点を)取れた」と勝因を語った熊本は、7試合ぶりの白星となった。草津の植木監督、福岡の篠田監督が「非常に痛い引き分け」と口をそろえたのは、
正田醤油スタジアム群馬の一戦。26分にFW後藤が草津にリードをもたらしたが、福岡は73分にFW大久保の得点で追いついた。甲府は32分にMF石原がマークした1点を守り、8試合負けなしと安定。愛媛は失点後の猛攻が実らなかった。
第37節は9月23日(火・祝)に行われる。