プレビュー&レポート
2008年9月23日(火)
[ J2リーグ戦:第37節 試合総括 ]
広島のJ1リーグ戦昇格が内定。さらに混戦の上位グループ
第37節の7試合が9月23日(火・祝)に行われ、首位の
広島がJ1リーグ戦への昇格条件の一つとなる2位以内を確定し、来季の昇格が内定した。
愛媛に4−1と快勝した広島の勝点は81。他のチームが残る試合を全勝しても、広島の勝点を上回る可能性のあるチームが
仙台のみとなったため。2位の
山形は
鳥栖に0−1、3位だった
湘南は仙台に1−2と、それぞれホームで敗れた。
C大阪は
福岡に2−3の黒星。
甲府は
岐阜に4−0と勝ち、今節は試合のなかった
草津を抜き7位へ浮上。
熊本は
横浜FCに1−0、
水戸は
徳島に2−0と、いずれもホームで完封勝利を収めた。
今季最多の1万9349人の入場者を集めた
広島ビッグアーチで、広島がファン・サポーターの期待に応えた。25分に口火を切ったのは、J2リーグ戦の得点ランキング首位のFW佐藤。振り向きざまの左足シュートによる、今季21点目だ。その後、35分にMF服部がダイナミックなボレーシュート決めて前半を2−0と折り返し、後半にはMFの森崎浩、青山が加点した。ペトロヴィッチ監督は「(J2への)降格は悔しかったが、それも成長の過程ととらえ、チームが成長できた。もっと長い手があれば、選手全員を抱きしめてあげたい」と喜びを表した。また、キャプテンの佐藤は「このメンバーで、このサポーターと共に、J1で旋風を巻き起こせるよう頑張る」と、早くも来季の戦いを見据えていた。愛媛は87分にMF横谷が一矢を報いたが、2連敗で順位を14位に下げた。
山形は28分、鳥栖のFW藤田に許したゴールが重くのしかかり、サイドからの攻撃もはね返されて無得点。4試合に白星がなく、勝点は59にとどまっている。一方、鳥栖は6試合ぶりの勝利によって勝点を55へ伸ばし、5位へ前進した。湘南が4位の仙台を迎えた注目の上位対決も、
平塚競技場に今季最多となる1万1660人の入場者を集めた。試合は仙台が前半終了間際の44分、MF梁勇基の2試合連続得点で先制。湘南も79分、MF加藤がFKを直接決めて追いつく。熱戦は引き分けかと思われた89分、FKのチャンスを生かした仙台が、DF菅井のヘディングシュートで劇的な勝利。4連勝の仙台は勝点を58とし、12試合ぶりの敗戦で同56の湘南と順位が入れ替わり3位に前進した。5位で今節を迎えたC大阪は、21分にFWカイオが決める幸先のいいスタート。67分に同点とされた2分後にも、MF香川がリードを回復した。だが、9位の福岡も意地を見せ、83分にFW田中が再び同点。89分にはFW大久保が、この試合における2点目を決め、見事に逆転した。C大阪は6位へ後退した。
7位へ順位を上げた甲府も、勝点を51とし、上位争いに絡みそうな勢いだ。12位の岐阜戦はFW陣が活躍。前半は9分の大西の得点にとどまったが、後半は55分からの16分間でマラニョン、大西、サーレスが追加点。守備も2試合連続無失点と好調で、9試合に負けがない(5勝4分)。岐阜は6連敗となった。
熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)に1万5588人の入場者が詰め掛けた熊本vs横浜FCは、熊本が89分にMF吉井の貴重な決勝点により、初の2連勝で13位へ。横浜FCは11位へ順位を下げた。水戸はMF菊岡、FW西野の得点で勝ち、横浜FCと入れ替わり10位に。15位の徳島は17試合に勝ちがない。
第38節の7試合は9月27日(土)、28日(日)に行われる。