プレビュー&レポート
2008年9月28日(日)
[ J2リーグ戦:第38節 試合総括 ]
広島が6試合を残し優勝。「四国ダービー」は徳島が大勝
第38節の7試合が9月27日(土)、28日(日)に行われ、前節に
J2リーグ戦の2位以内を確定した首位の
広島が、6試合を残して優勝を決めた。6位の
C大阪を3−2と破って勝点を84へ伸ばし、ライバルが残り試合に全勝しても追いつく可能性がなくなった。そのほかの上位陣の順位争いは依然として予断を許さない。7位の
甲府を1−0と下した
湘南と、今節は試合のなかった
山形が勝点59で並んだが、得失点差により湘南が2位へ浮上。10位の
水戸に2−3と苦杯を喫した
仙台は勝点58のまま、4位へ順位を下げた。11位の
横浜FCに3−2と競り勝ち、勝点を58とした
鳥栖が得失点差の5位。「四国ダービー」は15位の
徳島が14位の
愛媛に5−0と大勝。8位の
草津と13位の
熊本は0−0、12位の
岐阜と9位の
福岡は1−1と、それぞれ引き分けた。
8分に先制を許した広島だが、39分、42分とMF高萩が連続ゴールを決めて逆転に成功。44分にも得点ランキングの首位を行くFW佐藤の今季22点目が生まれ、タイムアップまでリードを守った。第1節から一度も首位の座を明け渡さずに優勝の栄冠を勝ち獲った。ペトロヴィッチ監督は「前節にJ1(リーグ戦への)昇格が内定し、今節は難しい試合となったが、よく走り、戦ってくれた」と、モチベーションを維持した選手たちをたたえた。C大阪はMF香川の得点で好スタートを切り、前半終了直前にはMFジェルマーノがPKを決めて後半に望みをつないだが、広島の堅守を崩すことはできず、2連敗で勝点は53にとどまっている。
J1への昇格を射程内にとらえる湘南、9試合に負けのない甲府の対決は、予想通り白熱した。湘南は38分にFW石原が押し込み、その後は甲府の攻勢が目立つ展開となったが、「冷静さを保ちながら、球際を厳しく」という菅野監督の指示通り、粘り強く体を寄せて守り、逃げ切った。仙台は42分にMF梁勇基の3試合連続得点で先手を取ったが、44分にMF赤星、71分にFW荒田に得点を許し、水戸に逆転された。80分にはFWナジソンが同点とするが、89分に再び荒田に決められ、仙台の連勝は4で止まった。水戸は2連勝。鳥栖vs横浜FCもゴールの応酬。28分に横浜FCのFW池元が先制すれば、鳥栖は35分、48分のFW廣瀬の2得点により逆転。78分にはFW御給のゴールで横浜FCが同点に追いついたが、鳥栖は89分、MF高橋が値千金の決勝点を奪い、上位に踏みとどまった。
J2リーグ戦ではこのところ、入場者記録を塗り替えるクラブが目立っているが、四国ダービーも1万1897人を集め、徳島の今季最高はおろか、2005シーズンの第2節の湘南戦でつくった8,226人を更新するクラブ史上最多記録となった。数多くのファン・サポーターの大声援を受け、チームも奮起。前半は18分のFW石田の先制点だけにとどまったが、後半にMF麦田、FW菅原、石田、FW大西と立て続けに決め、今季はすでに2敗を喫しているライバルに胸のすくような雪辱。5得点は、2006シーズンの第44節、やはり湘南戦の4−2をしのぐ最多得点と、まさに記録ずくめの圧勝で、実に18試合ぶりの白星を手にした。愛媛は3連敗。草津は、19分にDF福王が退場処分となった熊本を押し込み、シュート数でも17対7と圧倒したが、スコアレスで4試合連続の引き分け。熊本の初の3連勝はならなかった。岐阜は26分、FKのこぼれ球に12試合ぶりに出場のFW相川が反応し、ヘディングで押し込み先制する。だが、福岡も前半終了が近い43分、やはりFKのチャンスを生かし、FWハーフナー マイクが同点として勝点1を分け合った。
第39節は10月4日(土)、5日(日)に行われる。