プレビュー&レポート
2008年10月5日(日)
[ J2リーグ戦:第39節 試合総括 ]
王者の広島が貫録の快勝。山形が湘南を抜いて2位へ再浮上
J2リーグ戦は10月に入って最初の試合。第39節の7試合が4日(土)、5日(日)に行われた。前節、リーグ戦の優勝を決めた
広島は
湘南を2−0と破り、9位の
福岡に1−0の勝利を収めた
山形が2位へ浮上した。4位の
仙台は7位の
甲府と1−1、6位の
C大阪は11位の
横浜FCに2−2と、いずれもアウェイで引き分けた。14位の
愛媛は8位の
草津を1−0と下し、12位の
岐阜は10位の
水戸に4−1と快勝。13位の
熊本と15位の
徳島は2−2と、勝点1を分け合った。5位の
鳥栖は今節、試合がなかった。
J2の優勝を決めた後、広島にとっては初のホームゲーム。今節を2位で迎えた湘南は、1トップで守備を固め、チャンピオンの攻撃をよくしのいだ。だが、66分、広島は持ち前の見事なパスワークを披露し、途中出場のMF桑田の今季初ゴールで均衡を破る。さらに、3分後にはMF森崎浩のミドルシュートが決まり3連勝。シュート数でも26対5と圧倒した試合だが、ペトロヴィッチ監督は「我慢してチャンスを待ったのがよかった」と勝因を語った。山形は後半開始早々の46分、FW豊田が待望の先制点をもたらす。その直後、MF財前が退場処分となり10人となったが、「守り一辺倒」(小林監督)の展開をしのぎ、5試合ぶりの勝利をつかんだ。この結果、湘南は山形と勝点3差の3位へ後退した。リーグ戦で5試合ぶりの敗戦となった福岡は、山形とのアウェイゲーム無敗記録も9試合で止まった。
甲府は前半から主導権を握り、52分、FWサーレスがPKを決めて先行した。だが、仙台も譲らない。その2分後には、MF梁勇基が同点ゴール。試合は甲府の攻勢が目立つ展開だったが、仙台も耐えて得点を許さず勝点1を分け合った。仙台の手倉森監督は「暫定でも2位となるチャンスを逃したことは悔しい」と、厳しい試合を振り返った。C大阪はFW小松の2ゴールにより逆転に成功したが、リスタートのプレーから同点とされ、4試合ぶりの勝利はならず。山形とは勝点8差、湘南とは同5差となり、レヴィー クルピ監督は「結果を考えると、非常に悲しい気持ち」と、勝点3を手にできなかった心の内を明かした。横浜FCはDF三浦淳が2得点に絡む活躍。ミドルシュートで先制点をマークし、FKからDFエリゼウの同点ゴールを演出した。
「次はやらなければという気持ちだった」とMF赤井が述べたように、愛媛は前節の徳島との「四国ダービー」における0−5の大敗が発奮材料となったようだ。雨の中の戦いに決着をつけたのは62分、FW内村の6節ぶりのゴール。「前半は(シュートを)外していたので、(得点を)取れてよかった」と、ヒーローは安堵の表情を浮かべた。愛媛は連敗を3で止め、草津は6試合に白星がない。水戸に7分の先制点を許した岐阜は、36分にDF川島が同点とすると、52分にはMF梅田がこぼれ球をけり込み、逆転に成功。さらに、松永監督の選手起用が的中し、いずれも交代出場のFW片桐とMF大友が追加点を挙げて14試合ぶりの勝利を手にした。MF堀の得点で幸先のいいスタートを切った水戸だったが、3連勝はならなかった。エースストライカーのFW高橋が7試合ぶりの得点をマークした熊本は、35分に同点とされた後、71分にMF小森田が勝ち越し点を挙げたがリードを守れず。徳島はFW菅原の2得点で、粘り強く勝点1を手にした。
第40節は2週間の中断期間の後、10月18日(土)、19日(日)に行われる。