プレビュー&レポート
2008年10月26日(日)
[ J2リーグ戦:第41節 試合総括 ]
山形と仙台が価値ある勝利。湘南、鳥栖、C大阪は痛い黒星
第41節の7試合が10月25日(土)、26日(日)に行われたが、今節は順位に変動はなかった。その中で価値ある勝利を手にしたのが、4位の
湘南を1−0と下した2位の
山形と、6位の
C大阪に4−3の逆転勝ちを収めた3位の
仙台。すでに優勝を決めている
広島は5位の
鳥栖に5−1と大勝。8位の
草津が15位の
徳島を1−0と下し、10位の
水戸と9位の
福岡は0−0。13位の
熊本と12位の
岐阜は1−1、11位の
横浜FCと14位の
愛媛は2−2と、いずれも引き分けに終わった。7位の
甲府は今節、試合がなかった。
J1自動昇格の条件の一つとなる2位、
J1・J2入れ替え戦への出場となる3位をめぐり、今節もし烈な戦いが演じられた。山形にとって値千金の得点が生まれたのは、このまま引き分けかと思われた後半ロスタイム。84分に交代出場したばかりのMF渡辺が持ち込み、ゴールネットを揺らした。山形は3連勝で勝点を68とし、湘南に勝点9差。小林監督は「守備が安定し、最後まであきらめなかった」ことを勝因に挙げた。湘南は3連敗と、厳しい状況に陥っている。
大阪長居スタジアムには、今季最高となる2万448人の入場者が詰め掛けた。この熱い雰囲気の中でホームのC大阪が好調な出足。仙台に先制を許したものの、FWカイオの2点、MFジウトンのJリーグ初得点で前半を3−1とリードした。だが後半は仙台の攻撃が冴え、先制点を挙げたFW中島が49分に追撃ののろしを上げると、78分にMF関口が同点、82分には3分前に中島と交代出場したばかりのFW中原が殊勲の逆転ゴール。ライバルを倒す「大きな成果」(手倉森監督)という2連勝によって山形との勝点3差を維持し、湘南には勝点6差をつけることになった。
広島と鳥栖の一戦は前半こそ得点が生まれなかったが、広島は後半に入ると55分にMF森脇が口火を切り、MF森崎浩の2得点、さらにFW清水の追加点と、16分間で4得点というゴールラッシュ。67分に交代でピッチに立った19歳の清水にとっては、Jリーグデビュー戦での初ゴールとなった。鳥栖は79分にFW藤田が一矢を報いたものの、広島は81分にエースストライカーのFW佐藤が締めくくり4連勝。勝点を90とした。前節、C大阪に1−4と敗れた鳥栖は、2試合で失点9。上位チームとの差を詰めることができず、痛い2連敗となった。
FW後藤のゴールで26分に先制した草津は、その後も主導権を握って試合を進めた。徳島は終盤、180センチの菅原、189センチのソウザという長身FWを投入して同点を狙ったが、草津の安定した守備を崩すことはできなかった。草津は第32節の岐阜戦以来、8試合ぶりの白星。徳島は今季の草津戦に3戦全敗。リーグ戦では2連敗となり、今季の15位が確定した。順位の隣り合うチームの対決は、やはり接戦。水戸は福岡にシュート数で7対14と劣勢だったが、2試合連続の完封。福岡は2試合連続のスコアレスドローとなった。熊本は34分にFW中山が先制点を決めたが、終了間際に岐阜のMF菅にミドルシュートを決められ同点。熊本は2連勝はならなかったが、6試合負けなし(3勝3分)と安定した戦いを続けている。
横浜FCの三浦知が、自らの持つ
J2リーグ戦の最年長得点記録を更新を更新した。愛媛戦にMFとして出場した「カズ」は、1点差を追う55分に、2007シーズンのJ1第24節、広島戦以来の約1年2カ月ぶりとなる得点。この日が41歳7カ月29日の三浦知は「(シュートが)入る感じはあった。ゴールは(FW)御給からのいいボールのおかげ」と、メモリアルゴールを振り返った。しかし、10分にその御給が先制した横浜FCは、勝ち越し点を奪えず3試合連続の引き分け。FW大木、MF横谷の得点で一度は逆転に成功した愛媛だが、勝点1を加えるにとどまった。
第42節は11月8日(土)、9日(日)に行われる。