プレビュー&レポート
2008年11月23日(日)
[ J2リーグ戦:第43節 試合総括 ]
山形のJ1昇格内定は持ち越し。C大阪が湘南を破り4位へ浮上
第43節の7試合が11月22日(土)、23日(日)に行われた。2位の
山形は12位の
熊本と1−1の引き分けに終わり、
J1自動昇格が内定する2位の確定は持ち越しとなった。しかし、
湘南が
C大阪に1−2と敗れたため、3位(
J1・J2入れ替え戦へ出場)以内に入ることが決まった。3位の
仙台は11位の
横浜FCと2−2で引き分け、2位への望みをつないだ。
鳥栖は15位の
徳島に0−2と敗れ、3位確保が非常に厳しくなった。すでに優勝を決めている
広島は、8位の
草津に4−3と競り勝ち、7位の
甲府は10位の
水戸に2−1の勝利。9位の
福岡と14位の
愛媛は2−2と引き分けた。
22日に仙台が引き分けたため、山形は勝てば2位が決まるという熊本戦だった。だが、7試合負けなし(4勝3分)と好調の熊本は、64分にカウンターアタックからFW木島が先制する。反撃に転じる山形が追いついたのは88分。FW豊田が2試合連続得点を決め、敗戦を免れた。なお、山形は次節、愛媛とのアウェイゲームに勝利を収めることができれば、ほかの試合の結果にかかわらず、2位が決まる。小林監督も「次の試合で勝てるような準備をしていきたい」と、1週間後の戦いを見据えていた。仙台の手倉森監督が試合後の記者会見で開口一番、「悔しい結果」と述べたのは横浜FC戦での引き分け。相手のリードを追う厳しい展開となったが、89分に後方からのロングパスを受けたFW中原が、起死回生の同点シュートで敗色濃厚のチームを救った。横浜FCは各選手が持ち味を発揮して仙台を押し込み、FW難波のチャンスメークからMF根占が2得点を挙げたが最後に力尽きた。
C大阪が湘南を迎えた上位対決は、
大阪長居スタジアムに今季最多となる2万1200人の入場者を集めた。仙台と同じく2位になるチャンスのあった湘南は5分、16試合ぶりの先発出場となったMFアジエルがPKを決める好スタート。3位を狙うC大阪も31分、MF酒本がFKを直接決めて譲らない。湘南の菅野監督が「重くのしかかった」と評したC大阪の勝ち越し点は、後半開始直後の46分、MF香川が決めた。この結果、湘南は5位へ後退し、2位の可能性も消滅。レヴィー クルピ監督が「素晴らしいサッカーをして勝てた」と内容、結果とも思い通りの試合となったC大阪は6位から4位へ浮上し、仙台との勝点差を4に詰めた。キックオフから積極的に攻めた徳島は37分、MF塩川からのボールをFW石田が決め、70分にはMF倉貫がPKで貴重な追加点。連敗を3で止め、今季のホームゲーム最終戦を白星で飾った。6位へ順位を下げた鳥栖にとっては、残り2試合で仙台との勝点差が6と開き、3位確保へ痛い敗戦となった。
広島と草津の戦いはシーソーゲーム。4分にFW都倉が決めて草津が先制すれば、広島は16分にMF高萩のミドルシュート、52分にDF槙野のPKで逆転。草津は57分にMF鳥居塚、67分に再び都倉のゴールで3−2と再び勝ち越し粘りを見せたが、試合終了間際にJ2チャンピオンが底力を発揮する。89分にFW佐藤寿、DF森脇の連続ゴールによって、劇的な逆転勝利を収め、今季の草津戦は3戦3勝とした。甲府はFW宇留野が2得点の活躍。水戸はMF赤星がPKで同点としたが、9位の福岡との差が勝点5と開き、目標とする一けた順位が難しくなってきた。先制を許した福岡は、FWの大久保、田中佑の得点で逆転したが、76分に愛媛のFW田中俊に同点とされ5試合ぶりの白星を逃した。13位の岐阜は今節、試合がなかった。
第44節は11月29日(土)、30日(日)に行われる。