プレビュー&レポート
2008年11月30日(日)
[ J2リーグ戦:第44節 試合総括 ]
山形が2位確定。仙台が敗れ、3位争いは最終節へもつれこむ
第44節の7試合が11月29日(土)、30日(日)に行われ、14位の愛媛に3−2と勝利し、勝点を75に伸ばした
山形の2位が確定。すでに優勝を決めている
広島に続く
J1昇格が内定した。勝点67で3位の
仙台は6位の
鳥栖に1−4と敗退。勝点を64に伸ばした鳥栖に加え、
草津に4−0と快勝した4位の
C大阪、13位の
岐阜を3−0と破った5位の
湘南にも、
J1・J2入れ替え戦出場となる3位に上がるチャンスが残った。広島は
熊本に2−1の白星。
福岡は
甲府に1−0、
横浜FCは
水戸に3−2の勝利を収めた。15位の
徳島は今節、試合がなかった。
前節、ホームで2位確定のチャンスを逃した山形がアウェイで歓喜の瞬間を味わった。前半はホーム最終戦を白星で飾りたい愛媛が、MF青野の2本の直接FKによる得点で2−1とリード。後半もスコアが変わらないまま時間が経過したが、試合は劇的な幕切れを迎える。88分、DF石川がFKを直接決めて同点とした山形は、ロスタイムに入り、MF渡辺のシュートが相手選手に当たってこぼれたところをFW豊田がけり込む。「ボールがこぼれてきたときは一瞬、時が止まった」と、逆転ゴールの模様を語った豊田。小林監督は終盤の展開を「あの10分はラッキーな部分もあった」としながらも、「みなぎるパワーを出せた」と振り返った。愛媛は惜しくも5試合ぶりの勝利を逃した。
仙台にとっては、勝てば3位の座を決めることのできたアウェイの鳥栖戦。だが、負ければ3位の可能性が完全に消滅する鳥栖が、10分にFW藤田、16分にDF内間の連続ゴールで主導権を握る。仙台は26分にFW中島が1点を返したが、さらに藤田に2点を献上し、今季初の4失点で3試合勝利なしと足踏みが続いている。勝利の立役者となった
藤田はJリーグで初のハットトリックを達成した。鳥栖は仙台との勝点差を3に縮め、得失点差では大きく下回るものの、3位となる数字上の可能性は残した。
C大阪は今節も若い力が攻撃をリードした。19歳の日本代表MF香川が2得点をマークし、20歳のMF乾も1得点を決めるなど3連勝。仙台に勝点1差と迫り、最終節に希望をつないだ。草津は今季初の3連敗となり、9位へ後退した。湘南は今季のホーム最終戦となる岐阜戦に、3ゴールを挙げて快勝した。15分にFW石原が先制した後は、なかなか追加点が生まれなかったが、72分にMFアジエル、80分にFWトゥットが岐阜のゴールネットを揺らし、仙台との勝点差を2と詰めた。
熊本のホーム、
熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING)には、今季最高となる2万635人の入場者が詰め掛けた。熱気あふれるスタジアムで勝利をつかんだのは広島。得点ランキングの首位を走るFW佐藤寿が2得点を記録し、今季通算を27点とした。熊本はMF木島が一度は同点としたが、今季最終戦を飾れず12位が決まった。「後半に(シュートが)1本入れば、勝てると思っていた」(篠田監督)という福岡に、待望の瞬間が訪れたのは85分。MF中村がミドルシュートを決めて、6試合ぶりの勝利。草津に代わり、13節ぶりに8位へ復帰した。横浜FCはFW難波の2得点、FWアンデルソンの追加点の後、水戸の反撃を1点に抑え10位へ上昇。水戸は3連敗で11位となり、今季の目標としていた一けた順位で終わる可能性がなくなった。
最終節となる第45節は12月6日(土)、7試合が12時に一斉にキックオフされる。