プレビュー&レポート
2008年12月6日(土)
[ J2リーグ戦:第45節 試合総括 ]
仙台が自力で3位を確定。J1・J2入れ替え戦の出場権獲得
今季の最終節となる第45節の7試合が、12月6日(土)の12時に一斉にキックオフされ、
J1・J2入れ替え戦への出場となる注目の3位の座を、9位の
草津に1−0の勝利を収めた
仙台が自力で手に入れた。仙台を勝点1差で追っていた4位の
C大阪も、14位の
愛媛を2−1と下したが及ばなかった。また、やはり3位となるチャンスのあった5位の
湘南は8位の
福岡に1−3、同じく6位の
鳥栖は13位の
岐阜に0−1と敗れた。このほか、すでに優勝を決めている
広島は、15位の
徳島に3−0と勝利。前節、2位を確定した
山形も、11位の
水戸に1−0と競り勝った。10位の
横浜FCと7位の甲府は0−0で引き分けた。12位の熊本は今節、試合がなかった。
自力による3位確定を目指す仙台のホーム、
ユアテックスタジアム仙台には、今季最多となる1万8807人の入場者が詰め掛けた。仙台は前半、草津のゴールネットを揺らすことができなかったが、多くのファン・サポーターを沸かすシーンが訪れたのは67分。MF関口が4試合ぶりの得点となるシュートを落ち着いて決め均衡を破った。仙台はタイムアップまでこのリードを維持し、勝点を70へ伸ばして目標を達成。「(J1・J2)入れ替え戦に進むことができて、ほっとしている」と記者会見を始めた手倉森監督は、「本当に辛抱強く、自分たちのゴールが生まれるまで戦うことができた」と選手たちの戦いぶりをたたえた。なお、関口の貴重な1点は、
J2リーグ戦通算7,000ゴールというメモリアルゴールとなった。仙台は12月10日(水)と13日(土)に予定されているJ1・J2入れ替え戦に出場し、
J1の16位となった
磐田と対戦する(第1戦は仙台のホームゲーム)。
C大阪は50分、愛媛のMF江後に先制を許したが、63分にFWカイオのパスを受けたMF酒本が同点。その1分後にはカイオが決めて逆転し、今季を4連勝で締めくくった。最後の追い上げこそ実らなかったものの、レヴィー クルピ監督は「勝利を手にして、手応えを感じることができた試合」と、充実したチームの状態に満足の様子だった。また、今季限りでの選手生活引退を表明していたC大阪のベテランMF森島が、89分にMF香川に代わって出場。ファン・サポーターの応援、感謝の声の中、18年間に及ぶキャリアを終えた。湘南は3点のリードを追う苦しい展開となり、66分にMF坂本が一矢を報いたにとどまった。福岡はFWハーフナー マイクが先制し、MF鈴木のJリーグ初ゴール、FW大久保の追加点によって主導権を握り2連勝。鳥栖も、43分に岐阜のFW片桐に許した1点をばん回することができなかった。岐阜は第24節の山形戦(7月6日)以来となるホームゲームの勝利を、地元のファン・サポーターにプレゼントした。
広島、山形はさすがの貫録。MF森崎和、FW佐藤寿、DFストヤノフが得点を決めた広島は、勝点を100の大台に乗せた。しかし、今季の総得点は100に届かず99にとどまった。また、佐藤寿は今季通算得点を28とし、J2得点王が決定。山形は21分にMF北村がマークした1点により有終の美を飾った。水戸は4連敗。横浜FCと甲府は、このカードで今季2回目のスコアレスドローに終わっている。
J2はこれで全試合が終了。長丁場の激戦は、広島の優勝、山形の2位、仙台の3位という結果で幕を下ろした。