第32節の9試合が11月21日(土)、22日(日)に行われ、京都に1−0と勝利した鹿島が勝点を60へ伸ばし、大分に0−1と敗れて勝点58にとどまった川崎Fを抜いて、第27節以来の首位へ返り咲いた。この結果、優勝争いは鹿島、川崎F、G大阪の3チームに絞られた。3位のG大阪は清水に2−0の快勝。広島は名古屋と0−0の引き分け、浦和は磐田を逆転で3−2と破った。16位の柏は新潟を1−0と下し、山形と大宮の対決はスコアレスドロー。神戸も横浜FMと2−2の引き分けに終わり、千葉はFC東京から2−1の白星を挙げた。
鹿島に貴重な勝点3をもたらしたのは36分のMF野沢。FW田代がヘディングで落としたボールを受け、右足で絶妙のシュートを決めた。その後はDFの伊野波、大岩を中心とした堅守で、リーグ戦4試合連続無失点の3連勝。オズワルド オリヴェイラ監督も「ゲームコントロール、(ゲーム)マネジメントが非常によくできた試合」と振り返る会心の勝利だった。先制を許した川崎Fは必死の反撃を試みたが、大分の体を張った守りを破ることができず、ついに首位の座を明け渡した。前半から積極的な攻撃を仕掛けた大分は、60分にFW金崎がドリブルで突破し、折り返したボールをFWフェルナンジーニョが合わせて先制。これが決勝点となり、リーグ戦で8試合連続負けなし(4勝4分)とした。G大阪は攻守に安定した試合運びを見せ、優勝への望みをつないだ。14分にFWルーカスが先制し、70分には交代出場から2分後のFWチョ ジェジンが、2007シーズンまで在籍した古巣を相手にダメ押し点。清水はリーグ戦で4連敗となった。
名古屋は第23節のG大阪戦(8月23日)以来、約3カ月ぶりのリーグ戦出場となったGK楢崎が好守。広島もGK中林が好セーブを見せ、勝点1を分け合う結果となった。浦和はFWエジミウソンがハットトリックの大活躍を演じ、磐田に劇的な逆転勝ち。埼玉スタジアム2002には4万3619人の入場者が詰めかけ、浦和のJ1リーグ戦ホームゲーム通算入場者が800万人を突破した。磐田はJ1得点ランキング首位のFW前田が2点をマークし、今季通算を20点とした。柏はリーグ戦で今季初の2連勝を飾り、J1残留へ望みをつないだ。35分にFWフランサが相手のマークを振り切って決勝点。ネルシーニョ監督は「勝たなければならなかったので、次につながる」と、次節を見据えた。新潟はリーグ戦のホームゲームで8試合連続勝ちなし(4分4敗)。
山形は大宮のプレスに押し込まれる場面もあったが、GK清水の好守などでしのぎ勝点1を加えた。勝点を37とした大宮は次節、勝点4差の柏と残留を懸けた直接対決を迎える。神戸は横浜FMに2点を先行されたが、FWの茂木、大久保の得点で引き分けに持ち込み、京都、山形と勝点38で並んでいる。横浜FMは4分、FW渡邉がルーキーとしてはリーグ戦最多となる今季13点目を決めた。千葉は第16節の大分戦(7月4日)以来、16試合ぶりの白星を飾り、江尻監督にリーグ戦初勝利をプレゼントした。1−1のスコアで迎えた後半開始直後の46分、DF坂本のクロスをFWネット バイアーノがヘディングで勝ち越し点。FC東京はFW赤嶺のゴールで一度は同点としたが、突き放されて2連敗となった。
第33節は11月28日(土)、29日(日)に行われる。