[ 12/13(土)更新: 2008J1・J2入れ替え戦 第2戦 試合レポート ]
磐田のJ1残留が決定。仙台の終盤の追い上げは及ばず
J1・J2入れ替え戦の第2戦が12月13日(土)、
ヤマハスタジアム(磐田)に今季最多となる1万6693人の入場者を集めて行われ、
磐田が
仙台に2−1の勝利。第1戦の1−1という結果と合わせ、2試合の対戦成績を1勝1分とした磐田がJ1残留を決めた。仙台の6シーズンぶりのJ1復帰はならなかった。
試合の行方を大きく左右する先制点をめぐって緊迫した展開が続く中、前半終了も近い41分に均衡を破ったのは、12月21日に20歳の誕生日を迎える磐田のMF松浦だった。仙台の陣内で相手選手を果敢にチェックし、ボールを奪うとドリブル突破からFW前田にパス。そのままゴール前に走り込み、前田のセンタリングを胸に当ててコースを変え、GK林の頭上を越した。松浦は試合後、第1戦の同点ゴールに続く得点を「苦しい時間が続いていたので、気が楽になった」と振り返った。
この1点によって、仙台が勝つためには少なくとも2点が必要な状況となった。対照的に余裕が生まれた磐田は、忠実に、巧みに仙台の選手に体を寄せ、パスのコースを限定してボールを守備の網にかける。仙台のクロスボールからのヘディングシュートに対しては、GK川口が安定した守りを見せた。そして70分、相手CKのボールをMF駒野が大きくクリアすると、ボールを受けた松浦が切れ味の鋭いドリブルでペナルティーエリア内に入り、貴重な追加点をマーク。「カウンター(アタック)を狙っていた」という松浦の思惑が見事に的中したゴールに、磐田のベンチ、ファン・サポーターの陣取るスタンドは喜びに沸いた。
しかし、仙台もあきらめない。4分間のロスタイムに、ペナルティーエリアのわずかに外、中央やや左寄りで得たFKをキャプテンのMF梁勇基が直接決めて1点差に迫る。引き分けに持ち込めば、アウェイゴール数で上回る仙台の昇格が決まる。勢いに乗る仙台はタイムアップ間近、たたみかけるようにシュートを放ったが、分厚く守る磐田の守備陣と、川口の必死のセーブにゴールは遠く、最後は前線から戻った前田がクリアしたところで岡田主審のホイッスルが鳴る。この瞬間、磐田のJ1残留が決まり、仙台は健闘むなしく涙をのんだ。
試合後、磐田のハンス オフト監督は「わたしがここに来たときの目標が(J1)残留だった。うれしいし、満足している」と、重責を果たした感想を述べた。一方、仙台の手倉森誠監督は「ほしかったゴールが遅すぎた」と悔しさを隠せなかったが、「最後まであきらめなかったチームだったことを誇りに思う」と、名門を相手の健闘に胸を張った。
J1、J2ともに18チームで争われる来季は、J1の下位3チームとJ2の上位3チームが自動入れ替えとなるため、2004年から実施されてきたJ1・J2入れ替え戦は今回が最後となる。