鹿島の2連覇で日本勢が4連覇。ブラジルの名門に競り勝つ

「スルガ銀行チャンピオンシップ 2013 IBARAKI Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・スダメリカーナ 王者決定戦」が8月7日(水)、県立カシマサッカースタジアムに2万6,202人の入場者を集めて開催され、鹿島がFW大迫 勇也のハットトリックでサンパウロFC(ブラジル)に3‐2と競り勝ち、昨年に続く2連覇を飾った。ヤマザキナビスコカップのウイナーと、南米の代表的なカップ戦の一つであるコパ・ブリヂストン・スダメリカーナ優勝クラブが対戦する恒例のタイトルマッチで、今回が6回目の開催。日本勢としては4連覇を達成して通算対戦成績を4勝2敗とし、PK戦以外で勝利したのは今回が初めてとなった。

鹿島は前半、見事な試合運びで2点のリードを奪った。立ち上がりはサンパウロのポゼッションにしっかりと対応し、機を見てMF小笠原 満男のサイドチェンジなどから突破口を探る。サンパウロはFWアデミウソン、鹿島はFW大迫 勇也が得点へあと一歩というチャンスを逃した後、均衡が破られたのは25分だった。前線への積極的な進出が目立ったMF柴崎 岳がペナルティーエリア右寄りからドリブルで持ち込み、GKロジェリオ セニがいったんはブロックしたものの、ルーズボールがノーマークの大迫の足元へ。エースストライカーは、ガラ空きのゴールに難なく蹴り込んだ。追加点はサンパウロの攻勢を凌いだ後の39分。MF遠藤 康が右サイドで素晴らしい個人技を発揮し、左サイドで待つMFジュニーニョへ。ジュニーニョの正確なクロスは、ニアサイドに走り込んだ大迫の右足にぴたりと合い、ゴールネットが揺れた。

後半は「エンジンがかかってきた」(パウロ アウトゥオリ監督)サンパウロが反撃に転じた。鹿島もDFの青木 剛、山村 和也が要所を締めたが、58分にこぼれ球を拾ったブラジル代表のMFガンソが得意の左足でミドルシュートを放つと、ボールは懸命にダイブするGK曽ヶ端 準の手の先をかすめてゴールネットへ突き刺さった。鹿島はその後、PKのチャンスを得たものの、大迫がゴールの上に外し、75分にはFWアロイージオに同点ゴールを許すなど、嫌な流れになりつつあった。しかし、サンパウロの攻撃を凌ぎ、後半アディショナルタイムに最後の力を振り絞って相手ゴールへ迫る。同2分、ゴール前にこぼれたボールを柴崎がこん身のシュート。ボールは相手選手、さらに大迫に当たってコースを変え、GKの逆を突いてゴールへ転がり込んだ。

かつて選手として活躍したサンパウロを相手に劇的な勝利を飾った鹿島のトニーニョ セレーゾ監督は、試合後の記者会見で開口一番、「(両チーム合わせて)5点も入ったし、サッカーの楽しさ、面白さがあったのでは」と笑顔。試合前に「自分たちのテンポで試合を運ぶことを求めた」という指揮官は、「勝利に値する流れをつくり上げた」と満足のいく勝利を振り返った。

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