磐田がPK戦の末にタイトル獲得。Jクラブが2年連続優勝
「スルガ銀行チャンピオンシップ 2011 SHIZUOKA Jリーグヤマザキナビスコカップ / コパ・スダメリカーナ 王者決定戦」が8月3日(水)、静岡県のエコパスタジアムに1万9034人の入場者を集めて行われ、磐田が初優勝を飾った。アルゼンチンの名門クラブ、インデペンディエンテとの一戦は、90分間の戦いを終えて2−2の同点。その後のPK戦を4−2で制し、タイトルを獲得した。Jリーグヤマザキナビスコカップと南米のコパ・スダメリカーナの優勝チームによる対戦は今回が4度目。磐田は昨年のFC東京に続く優勝で、日本勢と南米勢の通算成績は2勝2敗となった。
前半は磐田が好スタートを切り、インデペンディエンテが盛り返す展開。磐田は前線のFWジウシーニョ、MF山田大記が左右のサイドを使い、ディフェンスラインの背後を突いた。動き出しも早く、テンポよくパスをつなぎ、素早い帰陣でインデペンディエンテに余裕を与えなかった。待望の先制点は11分。左サイドで得たFKをMF駒野友一がゴール前に上げると、ヘディングでクリアしようとした相手選手のオウンゴールを誘った。これに対し、20分頃からようやくパスが回るようになったインデペンディエンテは、先発メンバーの平均身長が181.1センチ(磐田は175.9センチ)という高さを生かして磐田を押し込み、33分には右CKをMFバッティオンが頭でつなぎ、ファーサイドでフリーになったDFトゥッシオが右足ボレーシュートで同点とした。
インデペンディエンテのペースで始まった後半、48分にはエースストライカーのFWパッラがペナルティーエリア内で磐田の3人の選手を一気に振り切り、GKと1対1を冷静に決めて逆転に成功。磐田もその10分後、右サイドのジウシーニョからのクロスを、後半からピッチに立ったFW荒田智之が見事な右足ボレーシュートでゴールネットを揺らし、同点に追いついた。その後、磐田は山田、後半途中から出場のFW金園英学らが鋭いシュートを放つも無得点。インデペンディエンテも至近距離から放ったFWロドリゲスのシュートがわずかに外れるなど追加点を挙げられず、2−2のスコアでタイムアップ。大会規定により延長戦は行われず、決着はPK戦へ持ち込まれた。PK戦では、「タイトルを取ることで強いチームになると信じている。どうしても勝ちたかった」という守護神のGK川口能活が、相手の2人のキックをセーブする活躍で勝利に貢献した。
磐田の柳下正明監督は試合後、「1−0となった後、攻め急いでミスを突かれた」と反省しつつも、「いつもどおり粘り強く守備ができた。2−2となった後は、落ち着いて(試合を進めることが)できた」と振り返った。一方、インデペンディエンテのモハメド監督は「ジュビロのほうが優っていた。自分たちの(ペースで)試合ができたという瞬間は一度もなかった」と、PK戦による敗戦ながらも完敗を認めた。
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