名古屋が今シーズン初の公式試合に勝利。
PK戦で守護神が大活躍
Jリーグの2011シーズン開幕を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP 2011」が2月26日(土)、日産スタジアムで開催され、2010Jリーグチャンピオンの名古屋が第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会覇者の鹿島をPK戦の末に下し、15年ぶり2度目の優勝を飾った。名古屋は54分にDF増川隆洋が先制。鹿島が66分にMF野沢拓也の同点ゴールで1−1として、90分が終了した。大会規定により延長戦は行われず、名古屋がGK楢崎正剛の活躍でPK戦を3−1と制した(入場者数は3万5963人)。
前半はまず、鹿島が積極的に名古屋のゴールを狙った。12分にはFW興梠慎三が左足でシュートを放ち、楢崎がCKに逃れる。27分には再び興梠が、MF青木剛のシュートのコースを変えるも、ボールはゴールの枠を外れた。その2分後には、左から切り込んだFW大迫勇也が右足を振り抜き、ゴールバーを直撃するシュートを放つ。一方、名古屋は左右に開いたFWの玉田圭司、金崎夢生がポジションチェンジを繰り返し、新加入のMF藤本淳吾も絡んで突破口を探る。玉田、金崎の強烈なミドルシュートは、GK曽ヶ端準の落ち着いた守りに防がれた。
均衡が破れたのは後半に入った54分。中盤の鹿島陣内でFKを得た名古屋は、藤本がゴール前に浮き球を送ると、絶好のポジションを確保した191センチの長身、増川がヘディングで決めた。鹿島もすかさず反撃し、58分には大迫が左足シュート。そして66分には、名古屋ゴール前25メートル近くで得たFKを、野沢がゴール右隅に決めて同点に追いつく。その後は鹿島が優勢に試合を進めたが、MF吉村圭司を起用して中盤の守備を引き締めた名古屋は、野沢のシュートを素晴らしい反応でセーブした楢崎の好守などもあり、得点を許さなかった。迎えたPK戦は、その守護神が真価を発揮。鹿島の3選手のキックを見事に防ぎ、ストイコビッチ監督も「日本で最高のGK。今日のヒーローだ」と絶賛した。
Jリーグ開幕を1週間後に控えた今シーズン最初の公式試合で勝利を収めたストイコビッチ監督は「試合には満足している。(リーグ戦の)開幕に向けて、いい準備もできた。今シーズンも強い(名古屋)グランパスをお見せする」と誓った。鹿島は大会史上最多となる6度目の優勝を惜しくも逃したものの、オズワルド オリヴェイラ監督も「やりたい形をつくり、主導権を握って試合を進めることができた。決定的チャンスの数では上回った」と、試合内容には手応えを得たようだ。
なお、この試合に先立って行われた「FUJI XEROX SUPER CUP 2011 NEXT GENERATION MATCH」は、U−18Jリーグ選抜が日本高校サッカー選抜に2−1で勝利した。
いよいよスタートした待望の新シーズン。リーグ戦はJ1・J2とも、3月5日(土)、6日(日)に開幕する。
イベント・募集情報
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